民意の “力” と “恐ろしさ”、そして “あやうさ”     (2007/07/25)
  

参議院選挙は安倍政権への『逆風』が吹き止まない中で最終盤を迎えています。従前より早く次々と報道された世論調査は、いずれも想定を超えて民主党の勝利と与党の過半数割れを予測しています。「選挙は投票箱のふたが閉まるまでわからない」と言われますが、政治の大転換に向け絶好のチャンスを迎えていることは紛れもない事実です。

活動記録にも書いてきたように、5月下旬から早朝の駅頭での街頭演説で“潮目の変化”を実感しました。ビラの受け取りが一挙に2〜3倍になり、私に好意的なまなざしを向けてくれる人も急増しました。

『消えた年金納付記録』、『松岡農相の自殺』、『久間防衛相の原爆投下しかたない発言(辞職)』、『赤木農水相の政治資金問題』、『麻生外相のアルツハイマーでも判る』、『山本副大臣の松岡事務所費は芸者の花代』、問題発言や不祥事が枚挙にいとまないこと、『定率減税全廃による住民税の負担増と国保料金の高騰』が二年続き、『高齢者の医療費自己負担2割』も知れ渡ってくるなどが、安倍政権の支持率低下に拍車をかけています。

全て事実であり、国民の怒りも当然なのですが、「二極化と格差拡大の中で日本は先進国で最も住みにくい国になってしまった」と言い続けてきた私自身が驚くほど予想外の民意の振れに信じられない部分もあります。これが民意の“恐ろしさ”なのでしょうか。そして、郵政民営化で小泉旋風を巻き起こした世論とどうつながるのでしょうか。同時に“あやうさ”も感じざるを得ません。

一方で、民意の力も実感できます。『消えた年金問題』では民主党の一年に及ぶ調査、社保庁からのヒアリング、内閣への質問趣意書、委員会での追及や「消えた年金被害者救済法案」提出にもかかわらず、政府と与党はこれを無視し続けました。

マスコミが大きく取り上げるところとなり、内閣支持率が急落して初めて政府の対応策が始まりました。『不安をあおるような加入者への通知は出来ない』、『小沢代表は申し出があれば自動的に給付を行えというのですか』と答弁していた安倍総理自身が『最後の一人に至るまで責任を持って年金を支払います』、『全ての受給者・加入者に加入履歴を送付します』と言わざるを得なくなりました。また、設置された第三者委員会も給付を認める基準として「明らかに不合理ではなく、一応確からしい」と政府に責任があり、国民に責任はないことを大前提にしようとしています。このような大転換を実現したのも国民の力そのものです。

『風を読み、疾風を起こせ』は私の師の残した言葉です。11年間、必死で民主党の活動を続けてきた夢が有権者の皆さんの支持を得て現実になろうとしています。後5日間、全力で頑張ります。



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 い な み の ひ と こ と